お台場の新アトラクション チームラボ ボーダレスってこんなところ

国内各地、海外で展示展開している才能あふれるチームラボ。

日本が誇るデジタルアート集団、チームラボ初の常設展示ミュージアムが2018年6月にオープンしました。

オープンから約1か月後の7月半ばのチケットを買うことができました。

MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless(チームラボ ボーダレス)を紹介します。

この夏、江東区にオープン。2つのチームラボ施設を比較

チームラボ、実はこの夏、東京都江東区埋め立て地域に2つの施設がオープンしています。

なんでこんな近所に…。わかりづらいわ。

  チームラボ ボーダレス チームラボ プラネッツ
オープン期間 2018年6月オープン。 2018年7月オープン。
場所

江東区青海パレットタウン大観覧車のふもと(りんかい線東京テレポート駅・ゆりかもめの青海駅から徒歩5分)

江東区豊洲(ゆりかもめ新豊洲駅すぐ・有楽町線豊洲駅徒歩10分)
主催 森ビル&チームラボ PLANETS
会期 常設施設 2020年秋まで
チケット

前売券は日にちのみ指定

サイトで購入するEチケット・ローチケ・セブンチケット・当日券(前売券完売の場合は当日券なし)

前売券は日時指定

混雑時に優先入場できるプライオリティレーンチケットあり

サイトで購入するEチケット・当日券(前売券完売の場合は当日券なし)

総敷地面積 両方とも約10,000㎡
その他 シーズンにより閉館時間が変わるものの遅くても22時。

閉館が25時!

はだしで水の中を歩いたりする

 

駅からチームラボ ボーダレスへのアクセス

 

東京テレポート駅に広告

りんかい線の東京テレポート駅を降りると、チームラボボーダレスの広告がいっぱい!

これはアガリます。

東京テレポート駅を出たところ

駅を出て大観覧車を目指します。が、暑い。東京の夏は数分歩くのもつらいです。

途中、案内板に小さく「本日チケット完売」とあるのですが目立たないんですよね。

気付かずに歩いている人がいたら気の毒。しかも表記は日本語だけだし。

 

チームラボボーダレスへの連絡通路入口

駅からまっすぐヴィーナスフォート方向に歩き、階段を上がるとトヨタのメガウェブです。

ここでゆりかもめ組と合流です。ゆりかもめの青海駅とメガウェブは「ほぼほぼ」直結してます。

チームラボボーダレスの入口

メガウェブの中に入り、エアコンにホッとしながら通り抜け、観覧車乗り場を目指します。乗り場に隣接して入口があります。めちゃ黒っぽいです。

チームラボ ボーダレスに入場!

朝は混むと聞いていたので、私達は午後2時半ころに到着。数十人が入場待ちしていましたが、屋外まで溢れ出てなかったのでラッキー。とりあえず屋内なら何でもいいです。

建物に入ると左手に無料コインロッカー。100円リターン式です。

なるべく身軽にして入場して、とスタッフさんにアドバイスされ、バッグの中の重いものはロッカーに入れました。

ロッカーは、数は多いけど機内持ち込みスーツケースは入らないサイズ。ベビーカーもここに置いていきます。

荷物を入れたら入場です!入場したところ

 

チームラボの世界観を満喫しよう!

QRコードのチケットをリーダーに読ませ、いよいよです!と思いきや、
QRコードリーダーを超えた後、ディズニーランドのホーンテッド
マンションのように一定数集められ、注意事項の説明を受けます。

係の人は日本語で説明しながら、英語表示の紙を掲げ、自分で字幕を
やってました。なかなか画期的な字幕です。

それでは、入場!

作品エリア入場するとさっそく真っ暗。ホントに暗いです。
目が慣れるまで気を付けて歩きましょう。

中には、フラワーフォレスト、バタフライハウス、運動の森と3つの入口。

運動の森は一つ上のフロアとなりますのでフラワーとバタフライガーデンへ。

でも、この2つ結局、中で繋がっています。

フラワーフォレスト

ボーダレスは作品が一つところにとどまらないで移動していきます。

同じ場所に複数回行くと違う展示だったりするし、
暗いのであっという間に方向感覚を失います。

方向音痴さん要注意です。

フラワーフォレスト

入ってすぐのフラワーフォレスト。

壁一面に花が咲き乱れフォトジェニックです。

花が咲き乱れるフラワーフォレスト

すっかりチームラボのペースにのせられてます。

季節によって花が変わるのか、7月なのでアサガオ、ヒマワリが満開でした。

夏は朝顔が一面に

とにかく入ったとたんに目に入るものすべてがお花で、圧倒的な美しさ。

ガツンとやられます。

チームラボのアート作品は、作品名が高尚で
「ぜったい覚えさせないつもりでしょ?」と言いたくなります。

「人々のための岩に憑依する滝」っていうこの大掛かりな作品は。
公式サイトにもよく登場するチームラボ ボーダレスの代表的な作品です。

階段をあがったバルコニー?みたいなところから全体を眺めることができます。

有名な滝のアート

水の流れが美しく表現されています。

流れるような美しさ

とにかくフォトジェニックなランプの森

作品には部屋を飛び出すものと動かないものがあります。

特に人気があるのは動かないものに多いように思います。

そのうちの1つ、
ランプの森は「チームラボ ボーダレスと言えばコレ!」的な存在感です。

とにかくウットリするランプの森色とりどりのランプが呼応して目にも鮮やかな
幻想的で見たことのない世界に入っていけます。

ランプの森をさまよう

写真で見るとラプンツェルとか天燈上げっぽいですが、
実際はガラスのランプだし、ふわーって感じより、
もっと繊細でドキドキします。

並んでいるときは中の様子が見られるのですが、森に入ると、
マジックミラー構造で中からは外の様子を見らません。

おとぎの国の世界に入りびたれます。
と、思うと係りの人に「お時間でーす」と現実に引き戻されますが。

とにかくフォトジェニックです!!

私が行ったときは、待ち時間15-20分でしたが、並んででも行くべきです。
ステキな写真がたくさん撮れます。

写真ばっかり撮って作品を味わうのを忘れないようご注意を。

待ち時間No.1のフローティングネスト 邪道だけど休憩にもつかえる

異空間 フローティングネスト

フローティングネストは待ち時間が多分一番長い作品です。

ランプの森は入室時間が数分だけど、フローティングネストは作品の上映時間が長めです。

入口からハンモックのような網の上を歩くので移動にも時間がかかります。

だから待ち時間が長くなります。

私が出かけたときは40-50分くらいの待ち時間を案内されました。

並びながら階段を上って、やっと入室!

といきなり足元がアスレチックのよう。綱状の橋のようになっています。

まさにフローティング(浮いてる)ネスト(巣)です。

綱のてすりにつかまって巨大なネットのハンモックゾーンに移動します。

このハンモック、どこかで見たことがあると思ったら(知る人ぞ知る)
足立区のギャラクシティのスペースあすれちっくに似ています。

ハンモックで自分の場所を確保したらゴロリと寝転がります。
フローティングネストはネットの上に寝転がってプラネタリウム感覚で作品を楽しみます。

ふわふわ空中に浮いた感覚は異次元空間っぽいです。

ここよりインスタ映えする作品があるので、ここでは撮影より作品を楽しむ方がいいと思います。

 

フローティングネストはとにかく音楽が印象的!
音と映像のパーフェクトマッチを楽しめます。

この曲は、アップルミュージックやグーグルプレイミュージックでも出てきます。

「高橋英明 追われるカラス、追うカラスも追われるカラス」で検索!
(曲名が途中までだけど探せます。とにかく曲名が長いです)。

森ビルで見た「宇宙と芸術展」の追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、
そして衝突して咲いていく – Light in Spaceと似て!います。
チームラボボーダレスでは寝て見られるので快適ですが。

作品と自分の一体感という意味では「宇宙と芸術展」の方がインパクトがあったけど。

とにかくハンモックが心地よいです。
混んだ会場で立ちっぱなしだったから、正直、やっと休める、と思いました。

休憩しながら芸術鑑賞、あと横になっているので平衡感覚の問題もなかったです。

きらきらうっとり クリスタルワールド

クリスタルワールドに迷い込む

吸い込まれそうな感覚に陥るクリスタルワールド
暗闇から突然、別世界に迷い込んだ感覚にとらわれるまぶしい作品。

比較的広い範囲にわたって天井からぶら下がってる棒状のライトの中をさまよいます。

異次元の空間にいる気分でインパクト大!です。

光が上から下へ、下から上へと変化するたびに自分がどこに向かっているのか、
不思議な感覚に包まれます。

宇宙空間をワープするとか、タイムマシンで時間を行き来するとか、テレビで
見たシーンに自分が身を置いているような気分になります。

SFの世界のようなクリスタルワールド
ここもインスタ映えする美しい空間です。

大きな空間の作品なので、多少人が多くても立ち止まることなく歩けます。

もしかしたら酔いやすい人は苦手かもしれないけど、私のイチオシです。

キレッキレの光、Light Shell 

室内を行き交う光が交差して、作品を作るライトシェル。

ダイナミックで力強く、カッコよいけど、この空間は暑いです・・・。

ライトシェル 光が躍る ライトシェル

 

ところでら今回、人をダメにするソファ?などいくつかの作品にはたどり着けなかったんです。残念。

運動の森とお茶が飲める上のフロアへ突入!

長い階段をのばると運動の森とEN TEA HOUSEがあります。

階段を登り切ってすぐ左側にEN TEA HOUSEがあり、
右側には貸し靴などのコーナーを経て運動の森があります。

 

EN TEA HOUSEで不思議ステキなお茶を

EN TEA HOUSEでは3種類のお茶がいただけます。全て500円。私は「ゆず緑茶」をいただきました。

メニューはお茶と抹茶のアイスクリーム。

EN TEA HOUSE お茶に花が咲く

初めにカウンターでオーダーをし、小さな容器に入った緑茶を渡されます。
席について係りの方が容器を取りに来るまで香りを楽しむことができます。

照明を落としたゆとりある空間でお茶の優しい香りに癒されます。

席はとても余裕のある配置で、隣が遠い!
カウンターのみなので同行者とは並んで座ります。

イスが固定式なのは、プロジェクターの位置が決まっていて、
お茶碗の中で花が咲かないから?と予測したのですが・・・

係の方がお茶を運んで来てくれました。
さっそくお茶の中で開花!次々に花の形や色が変化していきます。

お茶碗の中で次々お花が変化

そしてビックリ!お茶碗を動かしてもお花が多少付いてきます。

もちろん口元にお茶碗を持ってくるとテーブルに花は残りますが。

同行者のお茶碗には違う花が咲いています。
全員が同じプログラムではないんですね。

どんどん変化していく花に見とれてお茶を楽しむのをつい、忘れがちです。

お茶自体はクリーミーな口当たりでほのかにユズの香りが漂う軽い緑茶でした。

お茶碗の中の花は、くっきりしているわけではなく、ピンぼけ?と
一瞬疑うような柔らかな投射でした。

時間が来ると自動的に投射終了で花が儚く消えていきますが、
楽しめる時間は充分あります。

花がなければ、当然席を立つわけで、運営側にとっては滞在時間の
調整がしやすいですね。あはは。

器を持ち上げると花がテーブルに

 

運動の森で童心に帰ろう

EN TEA HOUSEから運動の森へ移動すると、静から動を感じます。

運動の森には子どもたちも多くいるので活気がありますね。

下のフロアで作品に飽きちゃった子がいたら、とりあえず運動の森の
奥深くに連れていきましょう。

運動の森の動画がこちらです。

私が遊びに行った時(7月 学校が夏休み前の平日)の混雑具合も、
ちょうどこのくらいでした。

トランポリンは時間によっては中学生以下のみだったりします。

ボールとたわむれて、すっかり園児気分

運動の森で、目につくのは大きなボールの部屋。フワフワ、うきうきしますが、
作品名は小難しく「重力にあらがう生命の森」だそうです。

ついぼよんぼよんしたくて、ボールに身を任せたくなりますが、座っちゃダメですよ。

 

重力にあらがう生命の森

ふわふわ大きな電球型のボールが色を変えていきます。
奥には空中に浮いたボールもあり童心に帰れて楽しいです。

フワフワたのしいボール まるで光る卵

ちなみに床が鏡になっていてボール遊びできるのは、
ここではなく新豊洲のチームラボプラネッツの方です。

自分の描いたものが動き出す!グラフィティネイチャーとお絵かき水族館

自分の作品が泳ぐ水族館の魚や森の昆虫・動物となり、
個性的な生き物となってが動きます。

自分の描いた作品に命が吹き込まれるのです。

グラフィティネイチャーの世界 足元に広がる不思議ワールド

床をチョロチョロする動物は、踏むと絵の具のように広まり、
花びらに変わります。その変化の発想が面白いなぁと思います。

このエリアは庭園の築山をイメージしているのだと思いますが、
登ったり下ったり、歩きにくいです。

大人は特に転ばないように。

 

ボルタリングと積み木の街

ボルタリングのライトが美しい

体を動かすアクティビティとして中学生以下が対象のトランポリン、
ボルタリング、大人もできるブランコ状のアスレチックなどがあります

ボルタリングは、上に向かって行くのではなく前に進むもの。
同じ色だけを選んで進むとなにかが起こるらしいですが、私は中学生
以下ではないので挑戦できず。→大人も可能になりました(2019年)

簡単コースは色の数が少なくてミッションを達成までしやすいそう。

身長制限によってヘルメットを装着して遊びます。ボルタリングで
遊ぶ子は腕に機械をつけますが、どうやらGPSらしい?

不思議な積み木の世界

家やビルなどの建物の形の積み木?を2つ置くと間に道路ができる部屋もあります。

 

チームラボボーダレスの困ったところ

基本、展示室では座れません。

フローティングネストを待っている時、座り込んじゃう子供がいても、
スタッフさんに注意されることはないようですが、他の作品の展示室では座れません。

トイレのちかくには休憩室があるけど、明るい蛍光灯の下にあって、
やたら現実的な空間です。

作品を楽しみながら、座れる場所があるといいかな、と思います。

それから作品が部屋を飛び出すので仕方ないのですが、見切れないです。
しかも何を、どれだけ見損なったのかがわからないので、ちょっとモヤモヤ。

今回の訪問で気づかなかった、深く巧妙に計算された仕掛けも、
まだまだたくさんあるように思います。

また来い、ってことですかね。

 

チームラボボーダレスでちょっとびっくりしたところ

チームラボボーダレスのスタッフは皆さん、黒づくめのいでたちでした。靴まで黒!

黒い、暗いから美しさが引き立つのかなあ。
スタッフも鑑賞を邪魔しないよう黒づくめにしているのでは?
クロコに徹しているんだろうなあ、と思いました。

もしそうだとしたら、来訪者の鑑賞を邪魔しない徹底ぶりがすごいと思います。

 

チームラボ ボーダレスおすすめの服装

運動な森では、動きやすいように貸し靴も用意されています。
貸し靴があるくらいだからヒールとか避けた方が良いです。

話題のスポットでインスタ映えする写真を撮って、
自分も映り込みたい、つまり、それなりのカワイイ洋服で。

その気持ちはわかります。

でも基本、チームラボ ボーダレスはスニーカーとパンツ推奨です。
床面がカガミだったりしますよ!

腰布の貸し出しがあるけどスカートはやめた方が良いです。

 

チームラボ ボーダレスの入場料とチケット

私はネットでチケットを購入しました。

入場料は、高校生以上が3,200円、中学生以下が1,000円です。

チームラボボーダレスは当日券の設定があるものの、
前売券でキャパが埋まったら当日券は基本ありません。
超人気なので前売券の入手が必須です。

前売券は次のいずれかで購入できます。

チームラボ ボーダレスのオフィシャルサイト

オフィシャルサイトで購入するとEチケットになります。
入場前日に「明日だよ」とリマインドのメールも来ます。

当日は、メールからのリンクでQRコードのチケットを表示させ
入場時にピッとリーダーにかざします。

一緒に買った人数分が表示されるし、分配も可能なので、
事前に友達にEチケットを分配し、館内で待ち合わせても大丈夫です。

ローチケ

セブンチケット

ローチケ、セブンチケットはコンビニ受け取りの紙チケットです。

まとめ

オープン約1か月後の平日昼間午後3時前に入場しました。混雑ぶりは・・・

1。入場はほぼ待ちナシ

2.人は多くいるが自由に歩ける。人とぶつかることはないけど、
 誰も映り込まないようにシャッターを切るのは至難の業。

3.最長待ち時間はフローティングネスト約50分。

4.運動の森は待ち時間0~5分程度。
 小さい子のためにコース分けされているので、
 大きな子に突き飛ばされる心配はなようです。

チームラボの作品をまとめて見たのは初めてです。

こうやって自分の演出で人を楽しませる事ができる才能が
素直にうらやましいと思います。

次に訪れたら、また自分自身の新たな感覚に出会えそうです。

ちなみに彼らの作品は、シンガポール国立科学博物館
(マリーナベイサンズの近くの白い花のような形の建物)でも
2016年から常設展示されています。

ぜひ、お台場もシンガポールも行ってみてくださいね!

シンガポールにもチームラボ!

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