アクセス成田と東京シャトル 成田は1000円のLCCバスが便利

バス バナー

羽田空港に比べ、どうしても遠い成田。もはや「成田までが旅」と思ってしまうくらい。

大きな荷物を持っての移動は大変だから、バスが便利です。

従来型のバスは都内~成田は約3,000円。

でもLCCバスなら1,000円あれば大丈夫!

乗降車地は限られますが、アクセス成田(ビイー・トランセグループ&ジェイアールバス関東)と東京シャトル(京成バス)の乗車経験から利用をオススメします!

LCCバスのメリットは、所要時間は電車とたいして変わらないのに、安いこと!

例えば東京シャトル(最安900円)。東京駅~成田空港間の所要時間は、JR成田エクスプレス(3,020円)と比べて10分余計にかかるだけ。ほとんど変わりません。

しかも電車は、成田空港で地下到着だけど、バスは出発階(4階)到着なので便利!

これでコストは3分の1、バスがおすすめなのは当然ですよね?

東京駅~成田空港第一ターミナルの料金・所要時間比較(安い順)

手段 所要時間 料金
東京シャトル 1時間10分~ 900円~
Theアクセス成田 1時間15分 1,000円
京成アクセス特急 1時間3分(山手線5分+京成アクセス特急1時間10分+乗り換え15分) 1,470円(山手線140円+京成1,330円*便宜上、東京~新橋~成田で計算していますが、普通は、このルートはあまり利用しないです)
京成スカイライナー  1時間11分(山手線7分+スカイライナー44分+乗り換え20分) 2,630円(JR山手線東京~上野間含む)
エアポートリムジン 1時間25分 2,800円
JR成田エクスプレス  59分(JR公式サイト) 普通席3,020円

 

LCCバス利用のデメリット

1.セルフサービス

荷物はセルフサービスで
LCCなので、サービスは必要最小限。
たとえば、LCCバス・アクセス成田で東京から成田空港に向かう場合、東京駅ではスーツケースを載せてもらえるものの、成田到着時は、自分で取り出します。

運賃2,800円のエアポートリムジン(東京空港交通株式会社)では、荷物の上げ下ろしはもちろん係員さんがやってくれます。。

ま、高級な成田エクスプレスも自分で荷物の管理をするんだから、たいしたデメリットではないけどね。

2.Wifiはイマイチ

Wifi状況は?
LCCとはいえ、一応車内は「Wifiサービス有り」となっています。が、使えるかどうかは別問題!

接続を試みても、なかなかつながりません。

やっとつながってもイライラする読み込み速度。

結局Wifiをオフにして通常の通信モードに。イライラ度は東京メトロと双肩。

The アクセス成田車内一番後ろでネットへのアクセスを試みていたら、「接続可能なネットワーク」にエアポートリムジンバスが出てきて、違うバス会社なのにWifiはエアポートリムジンだったのか!とビックリ。

使用メアドを送ってゆるゆるとネットに入りました。早くないけど、さっきまで全然つながらなかったことを思えば許容範囲。

と思ったら、ネットが切れる。

またつなぐ。

少ししてまた切れる。

「どーなってるんだ?!」

と思ったら、バスの目の前をオレンジ色のエアポートリムジンが走ってるではないですか!

なんと!つながっていたのは別のバスのWifiでした。

車間距離が長くなるとWifiが切れてたんです。www

そして自分が乗ってるバスは「接続可能なWifi」に、出てこなくなっちゃうという。

OMG!

このバスのWifiは正直使えるレベルではありません。サクサク都営バスのwifiを見習ってほしい。

3.乗降場所が限られる

バス停
エアポートリムジンや成田エクスプレスなど電車に比べて、バス停の数が限られています。

低コスト運営だから仕方ないやね。

  東京シャトル Theアクセス成田
東京駅八重洲口 
有楽町駅(銀座)   
東雲車庫(江東区)  
大江戸温泉物語(江東区)   
東雲イオン(江東区)  

*全てのバスが停車するのは東京駅八重洲口のみ。

東京シャトルを運営する京成バスは、東京駅鍛冶橋駐車場と成田空港第3、第2ターミナルを結ぶ有楽町シャトル(一部ダブルデッカー、車いすリフト付き)も運行しています。

このほか、別会社で成田~大崎(品川区)に「成田シャトルバス」(所要75分/1,000円~)があります。

LCCバスの利用方法

ここからは、LCCバスの利用方法を説明しますね。

席の予約はできるの?

東京シャトル・Theアクセス成田どちらも東京→成田だけ予約ができます。席が確約できるので便利です。

東京シャトルは2日前までに予約すれば早割で900円!

予約優先なので、繁忙期はチケットを予約した人だけで席が埋まります。

「予約なし列」に並べますが、空席のあるバスが来るまで乗車できません。4人とか家族連れにはちょっとつらい。

一方のTheアクセス成田は予約を取るものの、一定数「予約なし」の乗客のために席を確保されています。

Theアクセス成田は予約変更不可、東京シャトルは条件付きで変更可能です。極力、予約変更は避けた方が良いです。

予約・予約変更・キャンセル料・事前決済方法

  予約 予約変更 キャンセル料 事前決済方法 注意
Theアクセス成田 出発1時間前まで可能 不可  100円/人 クレカ キャンセルできるのは出発2時間前まで
東京シャトル 出発1時間前まで可能 予約方法による** 100円/人* クレジットカード・コンビニエンスストア・京成高速バスラウンジ券売機(成田空港行きのみ)  

*旅行代理店に対する手数料、返金に対する振込手数料などが追加でかかるケースがある。
**バスチケ経由での予約は1回に限り1時間前まで変更可能。他のサイト経由の場合、そのサイトの条件による。(営業部に確認)

私の東京シャトル乗車経験
事前に楽天トラベルで予約。予定より早くバス停に到着し、一本前のバスが出発する前でした。係員さんが「このバス?」と聞かれ、「次のバスです」と答えると「このバスに乗っちゃっていいですよ」と、その場で変更してくれました。予約なし列がなかったので柔軟に対応してくれたんだと思います。
私のTheアクセス成田乗車経験
予約なし。2019年8月土曜日に朝9:30の便を目指して東京駅のバス停に9:05頃到着。30人近い人が待っていました。(ほぼ全員が外国人観光客)一本前の9:10のバスで半分位の人が乗車。無事9:30のバスに乗車しました。
混雑具合は日時によって大きく変わるものの、早めに到着した方が安心です。

予約なしの場合の決済方法

東京シャトル バス停近くの「京成高速バスラウンジ」の券売機でチケットを購入。(日時指定なし券)
Theアクセス成田 バス内で現金・ICカード・回数券のいずれかで決済。

 

バス停の場所

アクセス成田

アクセス成田のバス停はわかりやすい
Theアクセス成田は、東京駅八重洲口「JR高速バス停7番」。八重洲南口を出たところだし、バスが次々に停まるのでわかりやすいです。

東京シャトル

東京シャトルのバス乗り場は、駅から5分位歩きます。

八重洲口を出て大きな通り(外堀通り)を渡り、左・日本橋方面へ。

イオン銀行などの前を通り、小さな横断歩道を渡ったところに京成高速バスラウンジがあります。

京成 高速バスラウンジ

予約していない時は、ここでチケットを買います。自販機の他、案内所があります。そして2階には、こじんまりとした待合室がありますよ。

案内所もあります

バス停はここから更に数分、日本橋方面に歩いたところにあります。

バス停は更に先

ラウンジとバス停は別の場所なのでご注意。

3番乗り場

成田空港行きは3番のバス乗り場。バス待合コーナー

バス乗り場前に並ぶスペースが確保されてます。

バスの中の様子

バスの中

イスは、どちらも快適です。座り心地を理由で選択するほどの違いはありません。

ただし、Theアクセス成田はトイレがついてます。お手洗いが近い人はTheアクセス成田の方が安心ですね。

成田から東京に向かうには?

バスの運転手さん

イメージ

予約はできる?チケットは買える?

成田から乗る場合、両社とも事前予約はできません。

ただし、東京シャトルは時間が指定されたチケットをカウンターで買えます。

Theアクセス成田は、第3ターミナルのみチケットカウンターがあり、購入できます。また、一部LCCでは機内でTheアクセス成田のチケットを購入可能です。

これが結構、混乱のもとでザワザワするのが自然です。

先日、第1ターミナルを利用した際も空港内の案内所で「チケットなしで車内精算可能。31番乗り場へどうぞ!」と言われました。

31番乗り場に行くと「チケットお持ちですか?」と聞かれます。

チケットないから31番に来たのに、どういうこと?とザワザワ。

利用者にとって「チケットがある=エアポートリムジンなど非LCCバス」です。

でも31番乗り場係員さんにとっては「チケットがある=東京シャトル、チケットがない=Theアクセス成田」なんです。

31番乗り場で「チケットがある人」「チケットがない人」は別の列に並びます。そしてチケットがない人は

東京シャトル、Theアクセス成田、双方で「席が空いていたら案内される」のです。わかりにく!

わかりにくい!

イメージ

私の後ろに並んでいた外国人カップルも

「チケット不要って言われたのに、何で係員は『チケット持ってるか?』って聞くの?」

「チケット不要なのに、なんで、あの人たちはチケット持ってるの?」

そしてバスが来ても空席がなく、何台も積み残しされ

「え?わたし達が乗れるバスって来るの?」

「ちょ、全然わからない?結局、チケット不要だけどチケット持ってる人しか乗れないの?」

とたくさんのハテナが頭の周りをグルグルしてました。

彼女さんがめちゃくちゃ憤慨してるので見かねて、

  • このバス停は2社が共用している。
  • 1社はチケットを販売していてチケット保有者優先。
  • 空席があればチケットなしでも乗れる。
  • ココは第3、第2ターミナルの後に停まるので、前のバス停で満席になったら乗れない。
  • つまり何時のバスに乗れるか、誰もわからない

と説明しましたが、ほんと、わからないと思う。とってもモヤモヤします。

とりあえず、チケットを持っている方が早く乗れることは間違いないです。

乗り場はどこ?

乗り場は両社とも同じです。(第1ターミナル31番、第2ターミナル2番と19番、第3ターミナル1番のりば)

成田空港バス乗り場

THEアクセス成田公式サイトより

 

 

東京シャトルとTheアクセス成田、おすすめは?

東京シャトル

東京シャトルとTheアクセス成田のどちらが良いか、ニーズ別に整理しました。

東京駅→成田空港のオススメはこれ!

予約して時間の見通しを立てたい → どちらでも
少しでも安く行きたい → 東京シャトル(2日前までの予約で900円)
方向音痴なので東京駅から迷わず行きたい → Theアクセス成田
雨、暑さ、寒さの理由で駅チカのバス停がいい → Theアクセス成田
車イス利用(要予約) → 有楽町シャトル(鍛冶橋発着 東京シャトルの姉妹バス)
トイレ付き車両を希望 → Theアクセス成田・有楽町シャトル(第2・第3ターミナルのみ)

成田空港→東京駅

トイレ付き車両を希望 → Theアクセス成田・有楽町シャトル(第2ターミナルのみ)
LCC機内でチケット購入可能 → Theアクセス成田でも良いかも(チケット購入の手間以外にメリットなし)
時間の見通しを立てたい → 東京シャトル(カウンターでチケット購入)
第1ターミナル利用 → 東京シャトル(カウンターでチケット購入。Theアクセス成田は第1ターミナル到着前に満席になることがあるから)

いかがでしょうか。

ちょっととっつきにくいかもしれませんが、LCCバスは、バジェットトラベラー、時間に余裕がある人、発着場所までのアクセスが容易な人には本当に便利ですよ!

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