「バンコクエアウェイズ」はタイで一番歴史のある民間エアライン。今回、かけ足でアンコールワットに行くのに初めて利用したのでご紹介します!

目次
バンコクエアウェイズはLCCじゃないブティックエアライン
LCCの台頭が目立つ東南アジア。LCCの一つと思いきや、バンコクエアウェイズはLCCではなく、フルサービスキャリア。
しかも「ブティックエアライン」とブランディング。
他とは違うサービスを売りにしているエアラインです。
バンコクをベースにタイ国内と近隣国、28の都市間を運行しています。
日本からだと、タイの有名リゾート、サムイ島やクラビ、またはカンボジアのシェムリアップ(アンコールワット最寄り)にバンコク経由で利用する感じ。
バンコクエアウェイズのサービス
バンコクエアウェイズならではのサービスは
・利用者全員がラウンジを利用できる
・短時間でも機内食がでる
一つずつ、解説します。
バンコクエアウェイズは利用者全員ラウンジの使用が可能

なんとエコノミークラスでも利用できる直営ラウンジが設置されている空港が10か所以上!
ラウンジ代わりに、搭乗ゲート周辺にキオスク(ワゴンサービス)がある空港もあります。
利用する際は、搭乗券を提示するだけでOK。
ラウンジは明るく開放的な雰囲気です!
ソフトドリンクと軽食、そしてWifiが提供されています。
プノンペン(カンボジア)のラウンジではビールも飲めますよ!
このサービスが利用できる空港は次の通りです。
国名 | 空港・ターミナル | ラウンジ | キオスク |
タイ | バンコク 国内線 | ● | |
バンコク 国際線 | ● | ||
サムイ 国内線 | ● | ||
サムイ 国際線 | ● | ||
プーケット 国内線 | ● | ||
クラビ 国内線 | ● | ||
クラビ 国際線 | ● | ||
チェンマイ 国内線 | ● | ||
チェンマイ 国際線 | ● | ||
チェンライ 国内線 | ● | ||
チェンライ 国際線 | ● | ||
スコタイ 国内線 | ● | ||
カンボジア | シェムリアップ | ● | |
プノンペン | ● | ||
ミャンマー | ネーピードー | 他社ラウンジ(Airport CIP Lounge) | |
マンダレー | 他社ラウンジ(Café de Mandalar) | ||
ラオス | ルアンパバーン | ● |
プーケット(国際線)、ヤンゴン(ミャンマー)、ビエンチャン(ラオス)、ベトナム各地(ダナン、フーコック、ハノイ、ニャチャン)、マーレ(モルディブ)、ムンバイ(インド)はラウンジサービスがありません。
ビジネスクラス・プレミアムエコノミークラスだと、ちょっと豪華な「ブルーリボンラウンジ」が利用可能。
ブルーリボンラウンジでは、アルコール、ホットミールの提供の他、シャワーやマッサージチェアが用意されているところもありますよ!
私が今回利用したのは、バンコクとシェムリアップのブティックラウンジ(エコノミークラス用)です。
スワンナプーム(バンコク)の直営ブティックラウンジ

スワンナプーム(バンコク)の国際線エリアのラウンジは、3階コンコースD、ゲートD7付近です。
ANAからの乗換えはトランジット時間が2時間。
さらにラウンジがシェムリアップ行き搭乗ゲートからめちゃくちゃ遠い!
どうしようかな、と思ったけど機内でずっと座っていたので、散歩がてらラウンジに向かいました。

ラウンジに荷物を置いて、トイレに行こうと思ったら、これまたラウンジの外にあり、なかなかの距離。文句は言えないけど。
コーヒー、クロワッサンとチマキをいただきました。


シェムリアップの直営ブティックラウンジ
カンボジアのシェムリアップ空港はコンパクトな空港なので、搭乗ゲートとラウンジが近くて便利です。
シェムリアップ空港は、時間をつぶせるほどのショップもないので、搭乗直前までラウンジでダラダラできていい感じ。
天井も高く心地よい空間でした!
バンコクエアウェイズは意地でも機内食を出す
どんなに短時間のフライトでも無理やり機内食を出してくるのがバンコクエアウェイズ。
バンコクーシェムリアップのフライトは1時間弱。水平飛行は、なんと10分程度です。離陸して水平飛行になったら、即、ゴハンです。
さっさと食べて片付けてもらわないと入国カードを書く時間がなくなるという忙しさ!
東京―ソウル間も「ゴハンをねじ込んでくるなー」と思うけど、それ以上のあわただしさ。
こんなに忙しいのに、頼めばアルコールも無料で提供してもらえるよ!
さらに、機内食は他のフルサービスキャリア同様、ベジタリアンメニューやチャイルドミールなど様々な食事リクエストも可能。

今回のフライトでは、行きがベーグルサンド、フルーツ。
帰りはパイとフルーツとヨーグルト。

ベーグルサンドは美味しくて好みでした。
食事に加えて、さらに驚きなのが、機内販売もやってること。CAさん、どんだけ働くの?限界への挑戦って感じ。バンコクエアウェイズのオリジナルグッズなどを販売してました。
バンコクエアウェイズの機体

バンコクエアウェイズは機体に特別塗装されているものが多く、私が乗った飛行機もリゾート気分たっぷりの塗装でした!(行き先はビーチではなく遺跡なんだけどね)
バンコクエアウェイズの保有機体は、どれも小ぶりでカワイイです。
一番大きいエアバスA319-100でも162人乗り。
私が今回お世話になったATR-72は定員70人。座席は2-2です。小型機だから当たり前だけど天井も低め。大柄な欧米人観光客は大変かも。
ATR-72はプロペラ機で、乗降は後方1か所。機体が小さすぎてボーディングブリッジにつけられないので、常に沖止めです。

しかも乗降口のドアの上辺がパカッと下がって階段になるという。貴重な経験ですね!
LCCと違い、足元は割と余裕があります。(乗っても1時間だけどね)
イスの座り心地もまあまあ。多少、くたびれた感もあるけど、ANAやJALの国内線でも同等のヘタり具合のクッション、多いし。
小さいし短時間だし、エンターテインメントのメニューはなし。機内販売だけです。
バンコクエアウェイズはJALマイルが貯まる

バンコクエアウェイズ独自のマイレージプログラムもあるけど、JALのマイルを貯められるので便利です!
アライアンスには入っていないものの、JALの他、キャセイパシフィック&ドラゴン航空、エティハド航空、エアベルリンのマイルも貯められます。
JALとはコードシェア便も。バンコク/スワンナプーム発着のプーケット・チェンマイ・サムイなどタイ国内の他、シェムリアップ、ヤンゴン、ルアンパバーンなど行先も色々です。
ワンワールドのグローバルエクスプローラー(Global Explorer)という世界一周チケット制度に参加しています。
バンコクエアウェイズとANA/スターアライアンス

JALマイルが貯まり、ワンワールド寄りなので、ANAやスターアライアンスのマイルは貯められません。
ただし、ANAのサイトからスルーでチケットを予約することは可能です。
日本からのトランジットは?
私が今回、東京―バンコクーシェムリアップをANAでまとめて予約しました。
予約を通しで取っている場合、預入荷物はスルーで処理してもらえます。
もし東京―バンコク間とバンコク―シェムリアップ間を別々に手配すると、バンコクで一度、スーツケースを受け取らなければ!!!
つまり一度、タイに入国して、荷物をピックアップして、シェムリアップ行きにチェックイン。
それを2時間やそこらの乗り継ぎ時間中にするのは大忙しになります。まるでシェムリアップ行きのCAさんのようですな。
スルーで予約したのでトランジット2時間でもラウンジまで行けちゃいました。

バンコク到着後は、パスポートと搭乗券(Eチケット)を係員に見せてエスカレーターで1フロアあがりましょう。

不要かもしれません、でも念のためトランジットカウンターに行きました。


一応、パスポートをチェックしたり、預けた荷物のタグを見たり、カウンターっぽい業務をしてくれました。羽田で出力できなかった紙の搭乗券をもらいました。
乗り継ぎに心配な人はトランジットカウンターに向かいましょう。
バンコクエアウェイズのオンラインチェックイン
搭乗前に「オンラインチェックイン可能」とメールで案内がきました。
しかし、実際にはサイトでオンラインチェックインができず。
ANAで買ったからかもしれません。カウンターのチェックインで問題なかったので、結果オーライですが。
バンコクエアウェイズは座席指定できる?
ANAで予約した時点では、座席指定ができないような案内でした。
ところが、数日後になぜかANAのサイトから座席指定ができました。
基本はできないけど、できることもある、といった感じ?
オンラインチェックイン、座席指定に関してはちょっとナゾです。
バンコクエアウェイズのまとめ
今回、アンコールワット訪問では「成田―プノンペン」をANAで、その先の「プノンペンーシェムリアップ」をカンボジア国内線で飛ぶことも可能でした。
でもカンボジア国内線は、結構遅延が深刻らしい。
今回、弾丸日程だったのでバンコクエアウェイズ利用のバンコク経由で行ってみました。
その結果、遅延もなく正解でした。
機体はピカピカじゃないしプロペラだけど、定時運行だし、CAさんは忙しすぎる業務の中、頑張ってて申し訳ないくらい。
機内アナウンスでも「私たちはお客様の満足度を高めるために、さらにガンバってゆきます!!」と。いや、充分ガンバってます、ありがとう。
機内食もラウンジ利用サービスもあり、良かったです!
特にJALマイラーならバンコクエアウェイズ一択ですね。
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