フーコック島(ベトナム)に行ってきたので、まとめて紹介します

フーコック名物夕陽

最近、にわかに注目のベトナムのリゾート、フーコック 島に行ってきました。

結論から言うと、行くべし!行くべし!

今、行くと5年後に自慢できること間違いないです。

フーコックがどんなところか?ご紹介します。

フーコックってどこ?フーコックってなに?

フーコック島は、カンボジア沖のタイランド湾に浮かぶ島。

ちょっと無理やりだけど自称ハート型です。

ベトナム本土からは45キロ離れているけれど、カンボジアからは4キロ。
1970年代のカンボジア・ベトナム戦争の舞台になった歴史もあります。
カンボジアには、今もフーコックの領有権を主張している政党もあります。

そんな厳しい歴史を経たフーコック は、今や観光ブーム!!
「ベトナム最後の秘境」と呼ばれています。

最後の秘境って私たち観光客に、というより、ベトナムにとって

「最後の大型リゾート開発地」?

とにかくリゾート開発が急ピッチで進んでいて、クレーンだらけでした。

フーコックには工事中の建物がたくさん

フーコックはベトナム語でPhu(肥沃な土地)Quoc(国)。
漢字で書くと「富国」。

富める国!先行き明るそう。

これから爆発的にツーリストが増える予感がプンプン。

そんなパワーを感じる島です。

花とプール

といっても2019年現在は開発途上。
サービス業の皆さんも、純朴で観光地ズレしていない人がほとんど。

気分良く過ごせました。

また、島にはいくつかニックネームがあります。

  • パールアイランド(名産の真珠から)
  • 99の山の島(山がたくさんあるから)
  • エメラルド島(島の深い緑から)

パールとか、エメラルドとかステキですね!!

ちなみに日本との時差は2時間です。(日本が2時間早い)

フーコック の地理

アントイ諸島で気持ち良い休日

フーコックは面積が561 ㎢で、ベトナム最大の島です。

島の南北は約48キロ、東西は最長部で28キロあります。

本島の南にはアントイ諸島という大小15の島々が散らばっています。

島の面積の半分は国立公園で、島の北部~北東部は深い緑に覆われています。

最高地点はチュア山(Mt. Chua)で、意外と高く、標高603メートルあります。

フーコックの交通

渋滞もなく快適な移動

フーコックには公共交通機関がないので、観光客はタクシーが主な足になります。

タクシーでの移動は割高ですが、Grabがないので仕方ないです。

インターコンチネンタルとナイトマーケットの間は200,000ドン(約1000円)でした。

他にレンタカーやレンタルバイクが、あるにはありますが、私は利用しませんでした。

ホーチミンなどの大都会は、ぼったくりタクシーが横行。

でも観光地ズレしていない素朴なフーコックでは、タクシーの運転手さんもガツガツせず淡々と仕事をしていました。

都会で頼りになるビナサン、マイリンタクシーも走っています。

が、フーコック に限ってはビナサンじゃなくても、ボッタくりは(ほぼ)ない?!

少なくとも私はイヤな目にあいませんでした。

フーコック島のベストシーズンはいつ?天気は?

ベストシーズンの海

年間平均気温が27度の常夏リゾート。シーズンは11月~4月です。

5月~10月は雨季でスコールに見まわれます。

オフシーズンは海が荒れたり、ビーチのコンディションがイマイチ。

残念ながら日本の夏休みシーズンにビーチを楽しむのは、きびしいかも。

海がきれいなベストシーズンは12月から3月です。

私が滞在した3月の5日間は、薄曇りの時間もありましたが、基本、晴れまくりでした。

フーコックのお天気、週間予報はこちら

フーコック島への行き方

フーコック空港

フーコックに行くのに、日本からは直行便がないので、乗り継ぎが必要です。

王道は
①日本国内-ハノイ-フーコック
②日本国内-ホーチミンーフーコック。

私は今回、所用がありANAでホーチミンに飛び、一泊。

翌日の午後にベトナム航空でフーコックに向かいました。

タンソンニャット空港が見える

でも、東京発で時間が限られているなら、成田からのベトナム航空利用が効率的。

朝9時半に出発してホーチミンで乗り換え。
トランジットは2時間ちょっとです。
16時半頃(日本時間18時半)にはフーコックに到着してます。

羽田からだと、ベトナム航空でもANA+ベトナム航空でも所要時間は同じ。
朝、9時頃に出発してハノイで乗り換え(トランジット4時間ちょっと)
→19時頃に到着です。

ベトナム国内線へのトランジットは、荷物を一度ピックアップ。
国内線チェックイン時に、預けなおします。

フーコック島の空港は?

空港は明るくて清潔

フーコック国際空港のオープンは2012年。まだピカピカです。

国際線が乗り入れ開始は2014年で、この当時の利用者は年間100万人でした。

2019年には空港利用者数が400万人近くなる見込み。

5年で4倍!すごい伸びですね!

国内線と国際線の利用者シェアは9:1。

圧倒的に国内線利用者が多いものの、中国、韓国、マレーシア、ロシアなどから続々と乗り入れが進んでいます。

羽田や成田に比べたらお店は全然少ないですが、ちょっとしたお土産を買い足すくらいはできます。店員さんの愛想はイマイチ。

フーコックのホテル

眺めが素敵なヴィラ

外資or地元資本、大規模orこじんまり、タワー型orビラ/コテージ型、バジェット(低予算)orラグジュアリーと何でもありです。

島内は、ものすごいホテル建設ラッシュ。
名だたるインターナショナルブランドが競って建てまくっています。

この勢いだとバリやプーケットに肩を並べる日は近いかも?

インターコンチの洗練されたロビー

既にオープンしているインターコンチネンタル、JWマリオット、フュージョン、サリンダ、デュシットプリンセス、ヴィンパール、ノボテル、ザシェルズなどの人気ホテルに加えて、シェラトンやモーベンピックなどが開業予定です。

ますますホテル選びを楽しめそうです。

 

フーコックのホテル 島内での位置関係

雨後のタケノコ状態のフーコックのホテル。
だいたいの位置関係を地図でご案内します。
(注:エリア名は勝手につけました。正式名ではありません)

フーコック島内のホテル位置関係

西海岸

フーコック島の多くのホテルは島の西側にあります。
フーコック自慢のサンセットを満喫できるロケーションです。

北の方にビンパール帝国とも呼べそうな地元ベトナムのビンパールのホテル&レジャー施設。

スパ・インクルーシブのフュージョンも、このエリアです。

ヴィンパールのホテルは全部でなんと3000室!
そしてゴルフ場、遊園地、カジノ、サファリパークなど。
広大なビンパール帝国に引きこもって過ごせそうです。

ナイトマーケットがある街、ユォン・ドンに川が流れていますが、川の北側のエリアは小規模で手ごろな価格の地元ホテルが多い印象です。

川の南側~空港近くには、規模もランクも様々な宿泊施設が。
この辺りがハワイでいうワイキキみたいなホテル集積地域?

ビーチもあるし、ナイトマーケットまでタクシーで10分位と便利なエリアです。
この辺から南のインターコンチまでをざっくりロングビーチと呼んでいるようです。

空港より南側には、これから開発が進みそうなクレーンの林ゾーン。
ロングビーチ南部、と勝手に呼びます。

インターコンチ ライトアップされたプール

私が泊まったインターコンチネンタルもこのゾーンです。
ひとつひとつの区画がとにかく大きいです。
5年、10年後には見違えるような姿になっていることでしょう。

広大な空き地に見えるところも、全て売り切れてるそうですよ!

東海岸

夕日の西海岸に対して、朝日の東海岸。
フーコックで一番美しいと名高いケムビーチも東側です。

西側ビーチが黄色い砂なのに対して、東側ビーチは白砂です。

プライベートビーチのお手本のよう

東海岸には北の方に手頃なホテルがいくつかあります。
色々な意味で「静寂ゾーン」。

島の南東に幾つか広大なリゾートがあります。

泣く子も黙るユニークなコンセプトのJWマリオット・エメラルドベイ。
ガイドさんによるとホテルとして世界一広い敷地を誇るとか。

そしてプレミア・ビレッジ・フーコック・マネージド・バイ・アコーズ。
更にもう1つアコーグループのプレミア・レジデンス・フーコック。

この辺りはフーコック島といっても離島みたいな感覚です。
俗世から切り離された世界です。

プレミアビレッジのプライベートビーチ

滞在したプレミア・ビレッジは、岬の先端。
透明度の高い海とゴミひとつない白い砂のパーフェクトビーチでした。

フーコックでの食事

フーコックといえばシーフード

売りはとにかくシーフード!
フーコックはもともと漁業の島。
新鮮なシーフードが安く楽しめます。

島の中心ユォン・ドンにあるナイトマーケットはもちろん、
その周りにもたくさんのレストランがあります。

車窓からはシーフードの他、ピザやメキシコ料理、インド料理などが。
ほぼ全てが欧米人が大好きなオープンエアです。

「このレストランがいっぱいになる事があるの?」と思うくらい大規模なレストランもたくさん。

ナイトマーケット以外でも食事はとれますが、ないところは全然ないです。

本当に場所によるので、ホテルのフロントで確認してくださいね。

良かったらこちらもどうぞ!

フーコックのレストラン 食べておいしかったオススメ3選

フーコックの観光

フーコックは、自然の中にゆっくり身を沈める滞在型リゾートです。
せわしなくグルグルするより、ボケーっとしたいところです。

実際、ボケーっとしていたので、ほぼ観光していないのですが、色々見てみたい!という方には、こんなところがあります。

ケーブルカー

ケーブルカーの鉄塔

世界最長のケーブルカーが、なんと!フーコックにあります。
海の上を優雅に渡り、視界良好。

そのうち下車地点に遊園地?がオープンするそうですが、2019年3月現在、ケーブルカーに乗ること自体がアクティビティです。

運休日があるようです。
乗り場に行く前に、ホテルで確認してもらった方がよさそう。

ナイトマーケット

 

フーコックのナイトマーケットフーコック島、最大にして最高の観光地。
島の大きさを考えると、このナイトマーケットの規模は大きいです。

お店はほぼレストラン、Tシャツ、ナッツ、コショウ、屋台スイーツ。

フーコックに行くなら、一度はナイトマーケットに足を運ぶべし!です。

ペッパーファーム(コショウ農園)


名産のコショウ

車で走っているとたまに、コショウの樹が並んでいる風景を見ます。

規模は大きいとは言えないけど、日本ではコショウの樹を見られないので「ほお」って感じです。

ナイトマーケットで生ペッパーを買おうと思ったのに、すっかり忘れていました。

ワイン農園

ワインといってもブドウではなくシムという植物から作ったもの。
試飲した人によると「甘いっ!」

サファリパークと遊園地

サファリパークは大規模で家族旅行などで楽しめると思います。
ホテルでもおすすめのアクティビティとして紹介されました。

遊園地は、最新鋭の日本の遊園地と比べてはいけないですが、小さいお子さんがいたら楽しめるでしょう。

真珠工場の直営店

フーコックは真珠が名産で、工場見学&直営店でのお買い物が可能です。
しかし、ニッポンは真珠の養殖に世界で初めて成功した国だからなぁ。

ニョクナム(魚醤)工場

漁業が盛んなフーコックはニョクナムも有名。
購入も可能ですが飛行機に持ち込み禁止なので、搭乗前に消費しないと。
お土産には なりません・・・。

フーコックのアクティビティ

夕日


サンセットを楽しむ

フーコックといえば、海に沈む夕日です。
何物にも代えがたいゼイタクな時間を運んでくれます。

夕日を楽しむためにディナーの予約が17:30とか。健康的です。
行けなかったですが、インターコンチのルーフトップバーから見る夕日は絶賛されてました。

マリンアクティビティ



シュノーケリング

ホテルでカヤックなどを用意していてプライベートビーチで楽しむことができます。

私は、フーコック島の南に位置するアントイ諸島へのシュノーケリング1日ツアーに参加しました。

他に現地発着ツアーで、イカ釣りなどもあります。興味があればぜひ。

アントイ諸島シュノーケリングツアー参加記はこちら

 

客層


バカンスを楽しむヨーロピアン

白人率が高いです。ロシア系が特に多いです。

中国系、韓国系の人もいるには、います。
ホテルにもよるし時期にもよります。
が、私が訪れた2019年3月、インターコンチネンタルホテルで1割弱、
プレミアビレッジでは中国人ファミリー2組、韓国人ファミリー1組でした。

まとめ フーコック 、「今ならでは」の良さ


花が青空に映える

リゾート特権で、収入が多く、働いている人達も豊かな暮らしが可能。

この島に暮らすベトナム人のうち、地元民はたった3割。
7割は本土からの出稼ぎなんだそう。

ホテルのマネージャーもタクシーの運転手も、聞いた人みんな本土出身でした。
しかも島に来て数ヶ月の人がとっても多いんです。

ホントに「これからのリゾート」だと思います。

それぞれが「島を作り上げていく」プロセスを楽しんでいるのか、
グイグイ押してこないんです。
穏やかで、まったりしてる人が多いです。

いつまでも、この田舎っぽさをキープしてくれるといいなぁ。
この素朴さで、最後の秘境と呼ばれているのかも。

ぜひ早いうちにフーコックを楽しんでもらえたら、と思います。

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